2015/03/07、小松空港展望デッキ、全面改装オープン!!
展望デッキに家族連れ続々 小松空港 改修で離着陸見やすく
改修工事が進められていた小松空港の屋上展望デッキが7日、リニューアルオープンした。入場が無料
化されたこともあって家族連れらが次々と訪れ、見やすくなった滑走路の眺めを満喫した。県や小松市など
は、デッキの活用を通じた空港の魅力向上や福井県との連携を図り、北陸新幹線金沢開業で見込まれる
空港利用者の減少に歯止めをかける。
改修では、フェンスの形状を金網からワイヤに変更し、航空機や航空自衛隊小松基地の戦闘機が離着陸
する様子を見やすくした。コンクリートの地面を一部ウッドデッキに切り替え、テーブルセット3組を置いて利
便性を高めた。見学者ホールにはキッズコーナーを新設した。
飛行機を見るのが好きという長男(1)と訪れた松本彩乃さん(31)=小松市蛭川町=は「無料になったの
で、これから何度も足を運びたい」と話した。
カード会員向けの待合室「スカイラウンジ白山(旧メンバーズラウンジ)」も改装した。面積を1・5倍の140
平方メートルに広げ、席数を26席から42席に増やした。トイレと携帯電話ブースを新設し、メールプリントな
どサービスを充実させた。
完成記念式典で谷本正憲知事は北陸新幹線金沢開業に触れ「小松空港にとって節目の年。新幹線と空
港が共存する道を探り、空港の魅力向上に努力したい」とあいさつした。米田昭夫県議会副議長、和田慎
司小松市長が祝辞を述べ、福井県の幹部も出席した。
同市安宅中、同市立高の吹奏楽部が演奏を披露し、同市の観光大使「こまつ姫御前」も盛り上げた。
小松空港ビルを管理する北陸エアターミナルビルは、空港近くの県立航空プラザや小松市と連携し、展望
デッキを活用したイベントを展開する。2階出発ロビーで行っているコンサートなどを展望デッキで開いたり、
テーブル席で一服しながら眺望を楽しめるようカフェの提供などを検討する。
北國新聞社: 3月8日(日)
古臭かった小松空港展望デッキが、おしゃれな展望空間になりました。
小松空港展望デッキの私の個人的なイメージは、『昭和の香りのする古い施設』で、若い人がデートコース
として利用するよりも、小学校の社会見学や遠足で立ち寄るような感じのものでした。
入場料50円、1年中冷たい缶コーヒーとお茶しかない自動販売機、駐車場は一日800円ほど必要だった
し、よほど飛行機好きでない限り、何度も行くような場所ではない、そんなイメージじでした。
行政も飛行場の展望デッキは観光施設でなく、単なる飛行場の見送り場であって、飛行機を見てウットリし
たりワクワクするような空間とは思っていなかったと思います。
今回の改修目的は、小松空港が単なる飛行機乗り場から、飛行機や飛行場の魅力を知る、感じる空間に
していくことが挙げられます。新幹線と飛行機が移動時間も料金も同じなら、利用客の好みによってどっちを
利用するか決まります。鉄道がどれだけ便利になっても、飛行機から見る景色とか空を飛ぶという爽快感が
いいからと、飛行機で移動することを選ぶ人も少なからずいるはずだし、そんな飛行機ファンを増やしていく
ことで、新幹線と飛行機の共存と相乗効果が期待できると思います。
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