小松空港の滑走路について
滑走路に書いてある番号は何?
滑走路番号と呼ばれる標識です。
滑走路が北方向から時計回りに何度傾いているかを示しています。たとえば18と書いてあると、180度を意味して、滑走路
が真北向きになっていることになります。
小松空港の場合、滑走路の英語 (runway) と組み合わせて、RW24、RW06とブログなどに表記する人がいます。
加賀市側の滑走路エンド
RW06
ランウェイ・ゼロシックス
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金沢市側の滑走路エンド
RW24
ランウェイ・ツーフォー
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<小松飛行場滑走路>
『滑走路番号』
飛行機は風向きに向かって飛びます。小松空港は季節によって北風が強かったり、
南風が強かったりするので、金沢市方面に向かって飛び上がるときもあれば、
加賀市方面に向かって飛ぶこともあります。
そのときに、飛ぶ方向を『滑走路番号』で呼びます。
RW24(ランウェイ・ツーフォー)=金沢市側
RW06(ランウェイ・ゼロシックス)=加賀市側
RW(ランウェイ)=滑走路の英語
この24と、06という数字は滑走路の方角を指しています。
北をゼロ度としてみたときに、240度の方角に向かって降りていくから24、
一方、北をゼロ度としたときに、60度の方角に向かって離着陸するから06。
〜小松空港滑走路の要点〜
航空ファンが「今日は06上がりだよ」と話しているのを聞いた場合。
→ RW06から離陸して、金沢方面に向かって飛ぶ。
→ 加賀市方面からRW06地点に向かって、小松空港に降りてくる。
航空ファンが「今日はRW24上がりだよ」と話しているのを聞いた場合。
→ RW24から離陸して、加賀市方面に向かって飛ぶ。
→ 金沢市方面からRW24地点に向かって、小松空港に降りてくる。
※飛行機は風向きに向かって飛ぶので、風の吹く方角に対して反対側から離着陸する。
※困るのは、無風のときで、どっちの滑走路終点に行けばいいのか分からないときは航
空無線機を持っている人を見つけて聞くしかない。
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※航空無線を聞いていると必ず「ランウェイツーフォー」「ランウェイゼロシックス」という言葉でどっちから降りるかの交信が
聞こえるので、それで飛行機がどこから着陸してくるのかが分かる。
南北に伸びる小松空港の滑走路は、風向きによって北に向かって飛んだり、南に向かって飛んだりします。航空ファンの
人たちは無線機で管制とパイロットの会話から、あらかじめどっちに降りるか確認して、着陸ポイントに移動しています。
私は無線機がないときは小松空港の近くで風向きを確認して、どっちに降りるか推測しています。
北風が吹くときは、たいていはRW06,加賀市方面から降りて来るし、金沢方面に向かって飛ぶ。
春一番のような南風が強い時はRW24、金沢市方面から着陸して来て、加賀市方面に向かって飛びます。
「風向きが変わって、午後からランチェンした」
ランチェン=ランウェイ・チェンジ=離発着位置変更
離陸位置がRW24→RW06に変更した時など。
「向かい風が、午後から追い風になったから、飛行機の飛び立つ位置が逆になったときに、ランウェイチェンジしたという意
味で、ランチェンした、という言い方をする人がいます。小松空港は風向きがコロコロ変わる日も結構あるので、ランウェイ
が突然変更になるのは珍しくありません。
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