小松空港の展望デッキに車椅子の障害者は行けるか？
2015年3月に小松空港展望デッキが改装されましたが、そのオープンの日に、車椅子で来ている高齢者を
目撃しました。これまで車椅子に乗った高齢者を小松空港のデッキで見ることは無かったの驚きでした。
展望デッキで飛行機を見学するとなると、ターミナルビルの２階から展望デッキに来るには急な階段しかな
いし、どこかに業務用のエレベーターがあってそこから車椅子でやってきたのかな?と思いました。
私の家にも下肢障害(要介護２)の家族がいるので、一度連れて行こうと思ったのですが、果たして展望デ
ッキに車椅子でいけるのか疑問なので調べてみました。
障害者を持つ家族にとって小松空港で飛行機が見れかどうかは気になることだと思いますし、ネットで体
験談を書いている人も皆無なので分かる範囲で当方で掲載します。
小松空港です。横断歩道を渡ると国際線乗り場
小松空港のHPには障害者用の昇降スペースがあると記載されていました。
知らなかった・・・。
国際線乗り場の入り口から入る
小松空港には台湾のエバー航空が就航しているので大勢の台湾人がいます。
※雪の降らない台湾では、雪景色の五箇山、白川村(世界遺産)の合掌集落に行くのが人気らしい。
ちなみに、国内線の搭乗口から展望デッキに行くには、
階段か、エスカレーターしかないので、車椅子による単独移動は無理。
小松空港の国際線乗り場付近にエレベーターがあります。
エレベーター内部にカメラがあり、その模様は可視化されているから、
外から見ても中の様子が分かります。
エレベーターの内部にもモニターがあり、出入り口の様子が分かる。
空港のテロ事件とか、想定しうるセキュリティ上の対策でしょうか？
２階のエレベーター乗り場。
真っ直ぐ歩いて、搭乗口を過ぎて左手の売店の所まで行く。
左側の売店のところに展望デッキ入り口がある。
無料になった、小松空港展望デッキ
以前はここに入場料５０円を入れて通るゲートがありましたが撤去されました。
さて、ここからが難関の階段です。
階段の勾配をスマホのアプリで計測。
※当然の誤差はあるものとして、ざっくりとした数値を調べてみました。
最初の階段の手すり上では、勾配は約68.6パーセント
足もと付近では65.9パーセント
計り方を変えたら数値が変わりましたが、勾配は64.4パーセント
だいたい勾配は６０パーセント以上あると見ていいと思います。
小松空港ではこの階段を人海戦術で運ぶお手伝いをします、と言っていましたが、
下肢障害者の場合、車椅子に乗せたまま運ぶとか、担架に乗せて運ぶとかしないと
なかなか難しいような気がいます。
子供なら体重が軽いので大人が２人で運べそうでな気もしますが、成人は厳しそう。
※私の家族(要介護２・下肢障害者)には、展望デッキでなく、スカイパークこまつ翼か、滑走路の終点で飛行
機を見てもらうことにしました。
滑走路の終点は頭上を飛行機が離着陸していくので圧倒されます。
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