石川県 小松市
〜 小松飛行場 〜
(こまつひこうじょう)
基礎知識
★ 小松空港(民間)と小松基地(自衛隊)が一本の滑走路を共用する空港。★
小松空港は正式には、「小松飛行場」といいます。航空自衛隊小松基地に民間機が乗り入れている、ということです。 小
松基地が母屋で民間機に軒先を貸している、という感じでしょうか。小松飛行場の一本の滑走路を軍民共用している珍しい
空港です。日米共同訓練中であっても、米軍機と民間機が仲良く離着陸する空港です。
小松飛行場の始まりは、戦時中に旧日本海軍が小松市に飛行場を建設したのが始まりです。戦後、日本を占領支配した
米軍のレーダー基地となり、その後日本国の独立とともに飛行場は小松市に返還。民間機が就航し程なくして航空自衛隊
小松基地が開庁となりました。
小松飛行場の管理は防衛省管轄の小松基地が行っており、滑走路の維持管理や管制、空港の警備業務は小松基地が
行い、通常『小松空港』と呼ばれる民間機側の誘導路などの施設は、国土交通省の管理下にあります。
“小松飛行場は、防衛省が管理する軍事基地”
だから、小松空港全域を、警備隊の装甲車が巡回している!!
防犯、テロ対策などセキュリティがメチャクチャ厳しい。
日本の空港で、装甲車が警備する飛行場、なかなかないはず。
ちなみに運転している隊員でイケメンとか美人隊員はまだ見たことない。
イケメンとか女性隊員が乗っていたらイメージ良くなると思いますけどね。(^_^;)
小松基地のRV車も滑走路を点検したり、警備をしたりと忙しく仕事しています。
写真の後方は小松名物のスクランブル格納庫!!
飛行機は離着陸のときが一番危険ということで不審者がいないか巡回しているようです。
小松飛行場の安全管理は小松基地が行っているので、小松空港で飛行機をよく見ようとフェンスに近づいたり、触ると装
甲車に乗った小松基地隊員がやってきます。
初めて滑走路のすぐそばのフェンス越しに飛行機を見に行ったときに、やたら装甲車や 警備車両がやってくるので状況
が分からずに、「あれ?俺何か悪いことしているのか?」と戸惑いました。
テロや奇襲攻撃に対して常に警戒している基地なので、フェンス際で飛行機を見ている市民がテロリストの可能性もなき
にしもあらず、という警戒感と緊張感を持って職務を遂行しているのは想像がつきます。
小松空港のフェンス周辺は24時間昼夜問わずに厳重に監視しているので、夜であってもフェンスのそばにいると隊員が必
ず見にくる、ということです。小松空港の外周にあるフェンスにはセンサーのようなものが張り巡らせてあるらしく、触ってい
ると警備隊が急行してくることも覚えておいてください。
2013年、ANAジャンボ機のラスト・フライト
夜中に滑走路周辺で車を止めてイチャイチャしているカップルも、立ち小便している人も、全部暗視カメラで見られている
のは間違いないみたいですので、夜中に滑走路周辺で怪しい行動は慎みましょう。(~_~;)
マナーを守って見学!!
フェンス際には立たない方がいいと思います。
警備隊が気を使うようなことは慎むべきでしょう。
小松基地航空祭は昔は田んぼの中で自由に見れたのですが、田んぼにゴミの投棄が酷くて、農道への出入り禁止となり
ました。田んぼで生計を立てている農家の立場になれば心無いゴミ放置に我慢の限界だったのでしょう。
マナーの悪いのが目に付くようになると、対策が打たれるのは当然です。
最近の事例では、浮柳町の墓地周辺は飛行機の絶妙な撮影スポットなのですが、ここに航空ファンが出入りするのが酷く
なって、立入り禁止となりました。
浮柳町の墓地のあるところ。
ここは小松基地の警備隊も見回りに来ていますので、中に入っていると当然、不法侵入で注意されます。
墓地の後ろは、RW24の誘導灯がピカピカと光る場所で、飛行機撮影には最高の場所なのですが、
カメラを持って墓地をうろついたり、コンビニ弁当や缶コーヒーなどのゴミが散乱しているのが前から
私も気になっていました。
案の定、町内会が激怒してこういう看板を立てたのは当然のこと。
小松空港の展望デッキは禁煙です。
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